2026.10.25
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注文住宅の収納計画で後悔しないために。「何畳」より先に考えたい3つのこと
※画像はAIで生成したイメージです。
こんにちは。K’Sプランニングの北條です。
家づくりのご相談では、「収納はできるだけ多くしたい」「大きな収納がほしい」というご希望をよく伺います。
物がきれいに片付き、生活感を抑えられる家にしたい。新居では、今よりすっきり暮らしたい。そう考えるのは自然なことだと思います。
ただ、筆者の住宅営業としての経験では、収納は面積だけで考えても、必ずしも使いやすくなるとは限りません。
大切なのは、「何畳の収納をつくるか」を決める前に、何を、どこで使い、どこへ戻すのかを具体的にすることです。
収納は、広さだけでなく場所も大切です
例えば、家族全員の衣類をまとめて収納できる大きなクローゼットがあっても、着替える場所から遠ければ、毎日少しずつ移動の負担が生まれます。
玄関で使う物が家の奥にあれば、外出のたびに取りに行かなければなりません。食品のストックをしまう場所がキッチンから離れていれば、買い物から帰った後の片付けにも手間がかかります。
反対に、それほど大きくない収納でも、使う場所の近くにあれば便利に感じることがあります。
収納計画を考えるときは、次のように「使う場所」と「しまう場所」を組み合わせて考えてみてください。
- 玄関で使う物は、玄関の近くへ
- 料理に使う物は、キッチンの近くへ
- 洗濯に使う物は、洗濯する場所の近くへ
- 掃除道具は、実際に掃除する場所から取り出しやすい位置へ
収納を単独の部屋として考えるのではなく、毎日の行動とつなげて考えることがポイントです。

「何をしまうか」を一つずつ具体的にする
「土間収納がほしい」というご希望があったとします。
このとき、広さを決める前に確認したいのは、中へ何を入れる予定なのかということです。
靴だけをしまうのか。傘やレインコートも置くのか。ベビーカー、ゴルフ用品、アウトドア用品なども収納したいのか。上着を掛ける場所も必要なのか。
同じ「土間収納」という名前でも、しまう物によって必要な奥行きや棚、ハンガーパイプの有無は変わります。
筆者の経験では、お客様が収納の大きさを決めきれないとき、まずは靴の数など、数えられる物から確認していました。
ただし、収納のつくり方によって、後から棚を足しやすいものもあれば、下地や造作が必要で簡単には変えにくいものもあります。
何でも多めにつくればよいと考えるのではなく、「後から変えられる部分」と「建築時に決めておきたい部分」を分けて考えることも大切です。
今ある物を、そのまま新居へ持ち込むとは限りません
収納計画では、現在持っている物をすべて数えるだけでなく、新居でも本当に使うかを考えてみることも必要です。
暮らし方や設備が変わることで、使わなくなる物があるかもしれません。一方で、子どもの成長や趣味の変化によって、将来増える物もあります。
ここで大切なのは、むやみに物を減らすことではありません。
「今持っているから収納場所が必要」と決める前に、新居での生活を想像し、これからも使う物なのかを一度整理することです。
収納したい物を、次のように分類してみると考えやすくなります。
- 毎日使う物
- 季節ごとに使う物
- 年に数回使う物
- 保管しておきたい物
- 新居では使わない可能性がある物
使用頻度が分かると、どこへ置けばよいかも見えやすくなります。
図面を見るときの収納チェックポイント
収納計画を確認するときは、収納面積の合計だけでなく、次の点も見てみてください。
- そこへ何をしまう予定か
- 使う場所から近いか
- 出し入れするための通路が取れているか
- 棚やハンガーパイプの奥行きが、しまう物に合っているか
- 扉を開けたとき、家具や人の動きとぶつからないか
- 後から棚を足すなどの調整ができるか
図面上では十分な広さに見えても、扉の位置や棚の奥行きによって使い方は変わります。
可能であれば、モデルハウスなどで実際の収納を見ながら、「自分たちの持ち物なら、どこへ何を置くか」を想像してみてください。
まとめ
収納計画で大切なのは、単に大きな収納をつくることではありません。
何をしまうのか。どこで使うのか。どのくらいの頻度で出し入れするのか。新居でも必要なのか。
こうした内容を一つずつ具体的にしていくと、自分たちの暮らしに合う収納の場所と大きさが見えやすくなります。
収納の「何畳」という数字を決める前に、まずは家の中にある物と、毎日の行動を整理してみてください。
北條
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